夫婦役のももクロ百田夏菜子&落合モトキが土ドラを語る

温かい夫婦を演じる百田夏菜子と落合モトキ(下も)(C)東海テレビ
温かい夫婦を演じる百田夏菜子と落合モトキ(下も)(C)東海テレビ

放送中の土ドラ「僕の大好きな妻!」(東海テレビ・フジテレビ系)。連続ドラマ初主演の百田夏菜子(27、ももいろクローバーZ)が発達障害の特性がある北山知花、その事実を知り戸惑いながらも向き合っていこうとする夫・悟を落合モトキ(31)が演じている。

原作は漫画家、ナナトエリ・亀山聡夫妻が手掛けた「僕の妻は発達障害」。多くの壁にぶつかりながら周囲にも互いを思いやる気持ちが広がっていく温かい物語。夫婦役で初共演の2人がドラマへの抱負を語った。

――オファー時の感想をお願いします

百田「スタッフのみなさんから“障害”のことを逃げずにちゃんと視聴者に伝えたいという熱い思いを聞かせていただき、同じ気持ちで作品の世界に入りたいとお受けした」

落合「知花と悟のような“純度100%”の夫婦役は初めて。大人の発達障害が大きなテーマで、全体としては明るく楽しく見ていただけるが、深い内容。そこはきちんと向き合っていかなければいけないし、実際にテレビの向こうで当事者の方々が見てくださっているということを意識しながら演じている。いつも知花の背中を支えていられるようなポジションでいたい」

――知花役について

百田「発達障害は100人いれば100とおりの特性があるといわれるくらい人によって違いがあるそう。知花は物ごとを決められた順番通りに進められないと混乱してしまったり、人の気持ちを察するのが苦手だったりする。私自身は頭の中で考え言葉を選んで話す方なので、せりふを言う際は“知花として感じたことがパッと口から飛び出てくる”そんなイメージを大切に演じている。私の中で変わったこととしては人間観察をする、周囲の人の多面的な気持ちをキャッチするようになった」

――悟役について

落合「漫画家のアシスタント役は初。漫画はよく読むが、ペンと紙と自分のアイデアだけを使ってゼロから1を作り出す職業ってやっぱりすごい。分かっている人が見たときに“全然できてないじゃん”と思われないようプロに見えるように空き時間に練習している」

――夫婦像については?

百田「互いを思い合いながら進んでいく2人は理想的な夫婦。“愛おしい気持ちを常に持っていてほしい”と言われたことを大切にしながら日々撮影に臨んでいる。落合さんは私のライブ映像をたくさん見てくださったそうで、少しずつ打ち解け今は気さくにお話しできるようになった」

落合「憧れる。でも僕自身は一人になりたいときもあるので、あれだけ人と接することのできる悟はすごいと思う。自分の理想としては趣味の合う人がいい。それと必要なときにそばにいてくれる人がいい。百田さんが現場に入ってこられるとパッと雰囲気が変わり、現場全体の士気も一気に上がるような気がする。ももクロのツアーも並行して行われているので彼女の前では“撮影で忙しい”なんてとても言えません(笑)」

――視聴者へメッセージをお願いします

百田「ドラマを見て優しい世界がどこかでつながっていくそのきっかけになれたら」

落合「2話からはいろいろなことに夫婦で向き合っていくことになる。そんな2人の成長がドラマの見どころの一つ。“言いたいことはちゃんと言おう、けんかも仲良くするため”みたいなメッセージを伝えていきたい」

11日深夜0時から放送される第2話(通常は土曜後11・40)は、知花が結婚指輪をなくしたことで2人の気持ちにすれ違いが生じることに…。出演は徳重聡、結城モエ、古川毅、雛形あきこ、中田喜子、小倉久寛。

(産経デジタル)

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