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　【静岡】袋井市のエコパスタジアムでは、母親が静岡出身でフィギュアスケートの2006年トリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さん（39）、藤枝市出身でサッカー元日本代表の中山雅史さん（53）、浜松市出身で人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん（26）ら著名人が登場し、聖火リレーを盛り上げた。

　午後1時すぎ、袋井市での最終ランナーを務めた百田さんがスタジアム内のトラックに姿を現すと、観客席からは大きな拍手がわき起こった。百田さんは聖火を片手に、笑顔で手を振りながら観客に応えていた。

　百田さんは幼い頃から陸上競技や水泳、バスケットボール、新体操などのスポーツに親しみ、将来の夢はオリンピック選手だった。「アスリートの方々からたくさんの勇気や希望を頂いた。今回はそんなアスリートの方々にエールを込めて走った。みなさんに伝わってたらいいな」と話した。

　中山さんは「いろんな所でいろんな問題が起こっている。それを抑えるためにいろんな人たちが頑張っている。五輪が安全に開催され、大きな成果となってみなさんに元気が伝わるような大会になって欲しい」。

　荒川さんは「たくさんの人の心の中に希望の灯火がつながっていくように願っています」とメッセージを送った。（和田翔太）