輝、応援しテル~! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が心強いエールをもらった。大ファンだと公言する女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)の高城れに(27)が、日刊スポーツを通じて激励の動画を寄せた。本塁打の際の「Zポーズ」を喜び「これからも応援しテル~」と笑顔でメッセージを送った。13日の広島戦(甲子園)は天候不良により中止。最高のエールを受けて、14日の同戦で甲子園初アーチをかける。

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「モノノフ(ももクロのファン)」として知られる佐藤輝は、担当カラー紫の高城が推しメンバー。その高城が、日刊スポーツに動画を寄せ「佐藤輝明選手、こんにちは。ももいろクローバーZの高城れにです」と笑顔で呼びかけた。

高城は、開幕から奮闘する怪物ルーキーを連日追いかけている。「絶賛シーズン中ということで、毎日のように試合の様子だったり、勝手ながら見させていただいております」と言い、阪神の試合をチェックしていると明かした。

3月27日のヤクルト戦(神宮)で、佐藤輝はプロ1号を放ち、9日のDeNA戦(横浜)では右中間場外へ運ぶ特大の3号ソロをマーク。ダイヤモンドを1周した後はベンチ前で必ず、ももクロの決めポーズ「Zポーズ」のパフォーマンスを披露している。

高城はこれに大喜びだった。「先日もホームランを打ったときにZポーズをしてくれたりだとか、試合のヒーローインタビューとかのあとにもZポーズをしてくださって、本当にありがとうございます!」と感謝。続けて「リアルタイムで見て、わあ~! って。『輝、がんばっテル~!』って。ダジャレみたいになっちゃった(笑い)。大興奮してました」と笑いながら振り返った。

長丁場のシーズンは、まだ始まったばかり。プロ1年目を戦うスラッガーを、高城は「まだまだ試合、長く続くと思いますし、お体に気をつけて、これからも勝手ながら応援させてください。よろしくお願いします」と温かく応援する。動画の最後は「輝! これからも応援しテル~!」と両手を顔に当て、「頑張ってね~! ありがとうございました!」と締めた。ポジティブな性格の高城らしいメッセージだった。

佐藤輝は3号を放った9日DeNA戦から、自身初の3戦連続安打中で状態は上向いている。甲子園ではここまで3試合が行われたが、まだ本塁打は出ていない。高城の熱いエールを胸に、聖地に初アーチをかける。【星名希実】

○…佐藤輝は甲子園1号でおなじみの「Zポーズ」を披露する。広島先発は、スライド登板の森下。前回3月30日広島戦では内角を攻められ、直球、カーブを軸に2打席連続空振り三振とひねられた。この日は室内でのフリー打撃で矢野監督、北川コーチから熱血指導。3戦連続安打中と状態は上がっている。「前回やられているので、しっかり休んで準備をして、明日打てるように頑張ります」とリベンジを誓った。

◆高城(たかぎ)れに 1993年(平5)6月21日、神奈川県生まれ。趣味は体を動かすこと、ダンス、異次元について考えること。特技はダンス、幽体離脱。長所はポジティブ。好きな言葉は「一発逆転」。好きな食べ物はさつまいも。身長158センチ、血液型O。愛称「れに」。

【佐藤輝とももクロ】

◆ファンクラブ会員 近大2年時は寮住まいで、クレジットカードを持っていなかったため、母にファンクラブへの入会代行をお願い。今も継続中で兵庫・西宮市の実家には同会からの郵送物が届く。母晶子さん(48)は「ソフトバンク柳田選手がももクロを好きだったからみたいですよ」。

◆登場曲 「吼えろ」は、楽天田中将がヤンキース時代に使用していた曲。近大時代から「試合前にぴったり」と特に好きな曲として聞いていた。

◆ライブ会場で 19年12月、大阪のももクロのライブ会場で同じ「モノノフ」のソフトバンク石川と遭遇し2ショットを撮影。3月5日のオープン戦(ペイペイドーム)で初対戦を果たし、初打席で1号ソロを放った。

◆ゆかりの地で 3月17日にメットライフドームで行われた西武とのオープン戦で、ドラフト制後の最多記録となる新人オープン戦6号をマーク。同球場はももクロが何度もライブを行う聖地。「僕はすごく好き。メジャー的な感じ」と気に入った様子。

◆れにちゃんも 佐藤輝が本塁打を放った後、高城れには自身のインスタグラムのストーリーをたびたび更新。4月9日DeNA戦の3号の後にも「阪神タイガース 佐藤輝明選手 横浜でぶちかましてくれました!嬉しすぎる」「Zポーズ ありがとうございます! みてました」などと投稿した。

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