フェスならではの魅力満載！ももクロ、The Dirty Dawg、イヤホンズらが貴重なコラボパフォーマンス

「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES."EVIL A LIVE"2019」が7月15日に神奈川・パシフィコ横浜で開催された。

同ライブは、キングレコード内のレーベル「EVIL LINE RECORDS」の設立5周年を記念して行われたもので、ももいろクローバーZ、イヤホンズ、清 竜人ら同レーベルに所属する10組が出演。各出演者がこの日限定のコラボレーションで新曲を披露するなど、普段共演することの珍しいさまざまなジャンルのアーティストが一堂に会するプレミアムなイベントだ。

ライブでは、1曲目からコラボ曲を披露。サイプレス上野とロベルト吉野×月蝕會議×The Dirty Dawgによる『The Three Musketeers Mic Relay』に、会場のボルテージは一気に上昇した。

4番手に登場したイヤホンズは『新次元航路』を熱唱。ポップな楽曲に合わせてコミカルなパフォーマンスで観客たちの気持ちを弾ませた。MCでは3人揃って「EVIL LINE RECORDS、5周年おめでとうございます！」とレーベル5周年を喜び、長久友紀が「私たちらしさが出ている曲なので、ちょっとでも『いいな』って思ってくださったらCDとか、ライブに来ていただけたらうれしいです」と語り、2曲目の『あたしのなかのものがたり』を披露。幻想的なメロディーとそれぞれの声の美しさで観客を魅了した。

続いて、清 竜人がしっとりとしたバラード『抱きしめたって、近過ぎて』など全3曲を歌い上げ、会場の雰囲気を"オトナモード"に。だが、清の歌唱が終わると、イヤホンズと内藤るな、高井千帆、平瀬美里が乱入。口々に「なんでそんなにカッコいいんですか？」「竜人くんのことが好きです！」「私の方が大好きです!!」と告白し、清と6人によるコラボ曲『竜人くんが大好きです・(ハートマーク)』をパフォーマンス。明るく元気な曲に観客たちもノリノリでサイリウムを振って盛り上がった。

ライブ中盤には、ももいろクローバーZ・玉井詩織、ドレスコーズ・志磨遼平、TeddyLoidが登場。玉井が「何の共通点もない3人が集まりましたね(笑)」と会場の笑いを誘った後、コラボ曲『コミック雑誌なんかいらない』を披露した。

さらにオープニングを盛り上げたThe Dirty Dawgが再び登場し、『T.D.D. LEGEND』『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Special Medley』を熱唱。それぞれ自己紹介した後、木村昴が「4人でステージに立つのは初めて！僕たちのことを知らない方は顔と名前だけでも覚えて帰ってください」とコメント。すると、速水奨が「清き1票をお願いします」とジョークを飛ばし、他のメンバーが「それ選挙だから！」と突っ込み会場を沸かす一幕も。

ライブがクライマックスに近づく中、いよいよももいろクローバーZが登場。メンバーを代表し、高城れにが「EVIL LINE 、5周年本当におめでとうございます。まずはチームの(EVIL LINE RECORDS主宰)宮本純乃介さん！じゅんじゅんは無愛想なところ、ちょっとイケメン風なところ、初めて私たちがヘドバンするにあたって見本として私たちの前で全力のヘドバンを見せてくれた時、正直私たちは『この人と一緒に仕事をしていかなきゃいけないんだ』と少し不安になった時もありました。でも、今日楽しそうに笑っているじゅんじゅんを見て、私たちは少しほっとしました。これからもももいろクローバーZをよろしくお願いします。そして私たちももいろクローバーZは宮本純乃介が大好き～！」とユーモアたっぷりに祝辞と感謝を述べた後、『黒い週末』『The Diamond Four』『行くぜっ！怪盗少女-ZZ ver.-』をパフォーマンスした。

MCでは、百田夏菜子が「改めてEVIL LINE RECORDS 5周年おめでとうございます！　すごく会場が温かい状態でやらせていただいています」と笑顔で明かし、高城が「こういうフェスって新鮮ですよね」とにっこり。その後、『労働讃歌』のパフォーマンス中に、同曲の作詞を担当した特撮・大槻ケンヂがサプライズで登場し、観客たちを驚かせた。

ラストは、特撮とももいろクローバーZによるコラボ曲『パーティは今』で大盛り上がり。大槻が「今夜だけのために作った曲です！」と語ったフェスのフィナーレにふさわしいナンバーに、観客たちも総立ちでプレミアムな時間を堪能していた。
このライブの模様はMTVにて9月28日(土)に放送される。

文＝原田健

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