28日未明に肝不全で亡くなったコラムニスト勝谷誠彦さん(享年57歳)の通夜が28日午後、地元の兵庫県尼崎市内で営まれ、弔問に訪れた「ももいろクローバーZ」の玉井詩織(23)と高城れに(25)が果たせなかった約束を悔やんだ。

番組共演がキッカケで交流が始まり、勝谷さんは毎年のようにライブを訪れ、トークイベントなども一緒に行っていた。ももクロのメンバーは皆「かっちゃんパパ」と慕い、今年5月に東京ドームで行われた10周年ライブでも顔を合わせたという玉井は「元気そうな姿を見てたのですごいショック」。高城も「信じられないぐらい驚いた」と突然の訃報に悲しんだ。

10代の頃から応援してくれていたと感謝した玉井は、勝谷さんから「(メンバーの)みんなが成人したら、いつか焼き鳥屋に飲みに行こう」と声をかけてもらっていたと明かし「かなうことはなかったんですけど、いつもほんとに私たちのことを気にしててくれた。うれしかった」と言うと、涙をこらえきれず。

テレビで見る勝谷さんは「すごく辛口で怖い」イメージだったというが実際に会うと「え、ほんとにあの勝谷さんかな-と思うぐらい毎回、優しい笑顔」が印象的だったという。棺の中の勝谷さんは「ライブに来てくれてる時のような穏やかな顔」だったと話した。

高城も、自分たちの前では「ニコニコしたかっちゃんパパ」だったと振り返り、周囲から「あんな勝谷さん見たことない」と言われることが誇らしかったという。仕事で来ることができなかった百田夏菜子と佐々木彩夏とはこの日の朝、「これからも私たちのことを絶対に見守ってくれるよね」と4人で思い出話をたくさんしたという。

「温かく見守ってくれるパパのような存在」と表現した高城は「きっと、天国からも私たちのことを応援してくれると信じて、私たちもまだまだ頑張れたら。(これからの)活躍を『かっちゃんパパ見ててね』って伝えたいです」。モノノフだった勝谷さんとの最後のお別れを、玉井は「『これからも見守っててね』ということは伝えたいなって思ったし、言わなくてもきっと見守ってくれると思う。これまで、たくさんのことを教えていただいたので『ありがとうございました』っていう気持ちを伝えました」と話した。