フェンシングの世界選手権(19-27日、中国・無錫)に出場する男女日本代表が15日、東京都内で会見。女子フルーレの宮脇花綸(かりん、21)=慶大=は「世界選手権は1年の集大成。個人は気負わずにやり、団体はこのチーム初めてのベスト4を目指す」と力を込めた。
2014年にジュニアの世界選手権個人で3位に入り、注目を集めた。今年5月のグランプリ大会(上海)では2位と躍進。世界シニアランキングで16位となり、シード権が与えられるランカーに成長を遂げた。
実は過去に人気アイドルグループ、ももいろクローバーZの推しメンになったことがある。17年夏に発売された「BLAST!」のミュージックビデオ(MV)にアスリートの一人として出演した。
だが、肝心の名前を間違えられることがあるという。「綸」と「輪」の字の形が似ているためか「病院とかで、はなわさん(花輪)と間違えて呼ばれることもあります」と苦笑い。世界選手権後にはアジア大会(8月18日開幕、ジャカルタ)が控えているだけに、「うまく自分の長所をいかせれば勝てるスポーツ。いろんな方にフェンシングを知っていただくいい機会」と気合を入れた。
2年後の東京五輪での活躍が期待される現役大学生。積極的な攻めと駆け引きを持ち味にし、世界の大舞台で輝きを放ち「花綸(かりん)」の名前をとどろかせる。