ももクロ、ミュージカル挑戦を発表…結成１０周年、東京ドームライブで発表

　女性４人組グループ「ももいろクローバーＺ」が２３日、結成１０周年を記念した単独ライブを東京ドームで開催した。

　４万６０００人の、モノノフ（ファンの呼称）による地鳴りのような大歓声。４色のペンライトが揺れた。２日間公演の最終日。初めて立つ東京ドームのステージに、リーダーの百田夏菜子（２３）は「１０周年、ありがとう！」と絶叫。「すごい熱気。みんなの熱い思いがヒシヒシと伝わってくる」と声を弾ませた。

　ももクロは、０８年５月１７日に川崎市内で行われたイベントで初お披露目された。「週末ヒロイン」のキャッチフレーズを掲げ、土・日曜を中心に活動をスタート。口パクに頼らず、生歌で歌って踊るスタイルで人気をつかんでいった。「たくさんの『ありがとう』を伝えたい」（高城れに）。約３時間、当時と変わらぬ全力パフォーマンス。メジャーデビュー曲「行くぜっ！怪盗少女」など２１曲を歌い、初お披露目時に歌った「原点」という曲「あの空へ向かって」で締めくくった。

　４人はこの先も新たな挑戦を続ける。映画「幕が上がる」（１５年）でタッグを組んだ本広克行監督（５２）の演出で、ミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス？」（９月２４日開幕、千葉・舞浜アンフィシアター）への初挑戦が決定。来年の結成日（５月１７日）には、新アルバム「ＭＯＭＯＩＲＯ　ＣＬＯＶＥＲ　Ｚ」を発売する。アンコールで大号泣した４人。高城は「みんなに恩返しできるような立派なアイドルになります」。１５周年、２０周年と走り続けていくことを約束した。